コロナウィルス予防になる食材

 前のブログでSARSウィルスも新型コロナウィルス(学名SARS-Cov2)もヒトの細胞のACE2というレセプターに結合することで感染するものだと説明し、ペプチド(アミノ酸のごく単純な結合)「ニコチアナミン」がACE2レセプターをブロックするため有効だと紹介した。正確にはアンジオテンシン変換酵素という酵素がACE1をACE2に変換させるのだが、ニコチナミンはその酵素の働きを阻害してACE2を作らせなくするものだ。アンジオテンシン変換酵素のブロックについて詳しく調べられているのは、ウィルス以前にアンジオテンシン変換酵素をブロックしてACE2を作らせないことが血圧を降下させるスイッチとなるとして知られているからである。一般論としてビタミンKは血圧を下げる効果があるとして知られているが、ニコチアナミンはビタミンKよりさらに小さい分子。
 当初はニコチアナミンは大豆で発見されたが、さまざまな食品についてサーベイが行われており、論文になっていたのでそれを紹介しておく。
 以下の表ではアンジオテンシン変換酵素をブロックしてACE2を作らせない阻害活性を示している。阻害活性には食品中のビタミンKが関連しているとみられている。
論文では様々な食品をリストアップしているが、以下はその中で阻害活性(%)、含有量が大きいものを拾った。

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 どの食品がより新型コロナウィルス予防に効果があるかと言えば、表中のACE阻害とNA量(ニコチアナミン含有量)の掛け算をすればいい。
手に入りやすさ、量を食べられるかを考えると、冬には大根、白菜、春菊、今からの季節ではキュウリ、トマト、ナスあたりが有効かもしれない。これらはビタミンC他の栄養素もあり、いずれかは必ず毎日採るようにすれば予防になると考えられる。

 ちなみに、胃液ではたんぱく質などはアミノ酸レベルまで分解されるが、ニコチアナミンはアミノ酸が3つつながっただけの単純なものなので、胃液で完全には分解されずに吸収される確率は高いと期待できる。

 一方、似ているようで別な見解もある。オランダの医師たちが新型コロナ感染後にビタミンKの摂取量と症状悪化に関連性があることを発見したといっている。このビタミンKを最も多く含む食品が日本の納豆だと主張している。
 ただ、ビタミンKはホウレンソウ、小松菜にも多く含まれているが、上の論文の表を見るとアンジオテンシン変換酵素の阻害活性は小さい。オランダの医師たちは生理学的な見地で物を言っているわけではない、ということだ。
 筆者は大豆そのものにニコチアナミンが多く含まれているということから、大豆+上の野菜を毎日採るのが良いと考えるが、判断は読者にお任せする。朝がご飯食で毎日納豆を食べることができる人は、それも有効だろうと思う。

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