テーマ:新型コロナウィルス

ワクチン1、2回で解決できる甘い相手ではない

1.ウィルスの基礎1)ウィルスとそのスパイクタンパク質 新型コロナウィルスSARS-Cov-2は球体でスパイクと呼ばれる突起を数多く持ったウィルスである。 次図の左がウィルス本体の写真(透過型電子顕微鏡)で、表面にボツボツと出ている部分をスパイク(スパイクタンパク質)と呼んでいる。 右のカラー写真は体細胞内で増殖したウィルスが体細胞表面…
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関西は緊急事態!全国の第4波感染状況

 大阪府、兵庫県、和歌山県、奈良県はCOVID-19感染症拡大が第3波以上の第4波に襲われていて、極めて深刻な事態になっていると考えられる。その他の地域でも注意を要する地域があるので、今回は全国の感染状況を紹介する。 1.関西 以下に関西各府県の感染状況を示す。グラフの書き方は47都道府県すべて同じで、昨年3月以降、執筆時の厚労省HP…
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ワクチンを接種してもオリンピックは開催できない

既存ワクチンが有効でない変異株 南アフリカ変異株が爆発的に感染拡大した南アフリカではアストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチンの有効率は10%に過ぎなかった。(AZコロナワクチン、南ア変異株に効果なし) さらに3月30日放送のHNKのニュース解説ではファイザーやモデルナのワクチンも有効率が10%に過ぎないという報告がある…
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新型コロナウィルスのリバウンド状況

 皮肉な話だが、緊急事態でもないのに緊急事態宣言をだらだら長引かせていたところ、緊急事態宣言を終了した途端に目の前に次の緊急事態が迫っている状況になってきてしまったようだ。 しかし筆者は都知事や県知事、首相や政府、日本医師会に対して「皮肉」などという優しいことを言うつもりはない。彼らに対して言うことは『無能!』の一言だけだ。  さて緊…
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第三波の死亡率の評価

日本国内 日本国内では第三波が一応終息したとみられるので、死亡率を評価してみた。感染者発生数の波に対して死者の発生の波は遅れてくるので、ある期間をとって死亡率を評価する場合その遅れをモデル設定する必要がある。今回は前回8月(8月11日ブログ記事「ウィルスの弱毒化の検証」)同様、感染から死までは2週間から4週間遅れるというモデルで評価した…
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いつまで緊急事態宣言が続くのか?

 2月7日までで終わるはずだった緊急事態宣言は栃木県を除いて継続している。東京をはじめ対象都府県の感染者発生数は一時に比べてはるかに落ち着いてきている。感染者発生数は12月のレベルに近づいている。なのになぜ未だに緊急事態宣言を解除しないのだろうか? 次図は11月以降の感染者発生数などの推移(5日間の移動平均。元データは日ごとのWorld…
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変異株は全国に広く拡散

 イギリスから入ったとみられる感染力の強い変異株H69、V70delition(正式名称はVOC-202012/01)は、都道府県ごとの感染状況を見る限り国内の広い範囲に広まっていると考えられる。東京都で1月5日から感染者が急増していることから、1月5日以降感染が急増している自治体は47都道府県のうち24都府県もある。  首都圏で…
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英国変異株が国内ですでに感染拡大している!

 イギリスで確認された感染力の強い変異株H69、V70delition(正式名称はVOC-202012/01)はロンドンをロックダウンさせたが、昨日の報道によると、イングランド全体でロックダウンに入り、ロンドン市は感染拡大が制御不能となり、病院が対応できない恐れがあるとして「重大インシデント」を宣言した。(英ロンドンが重大インシデント宣…
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新型コロナウィルスの変異型について他

1.変異株について イギリスでSARS-CoV-2ウィルス(新型コロナウィルス)の注目すべき変異型が現れた。スパイクたんぱく質に変異を持つものだという。スパイクたんぱく質(通称Sたんぱく質)はヒトの細胞のACE2レセプターに取りつきそれをだまして細胞内にウィルスが入り込む突起の部分なので、そこに変化があると感染力が強まったり弱まった…
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今年の科学界を振り返って

 タイトルは大仰だが、筆者が見聞きしている範囲の科学に限定したものだ。今年は新型コロナウィルスSARS-CoV-2の感染症が世界中に蔓延し生活と経済に大打撃を与えた。また12月には小惑星リュウグウの資料を持ち帰ったはやぶさ2のカプセルが回収された。これは画期的なことなので書かざるを得ない。 1.免疫系について SARS-CoV-2…
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大阪以外はほぼ頭打ちの入院患者状況

 このところテレビには政府お抱えの感染症専門家だとかどこかの医師会だとかがあれこれ言っているようだ。今は「勝負の3週間」などと言われているらしい。筆者は言うべきことを言わない書くべきことを書かないインチキなメディアはまともに付き合わないが、10日前ブログであと10日ぐらい様子を見るべきと書いた手前、主要都道府県の入院数の現状を書いておく…
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最低気温が10℃を切ると感染爆発する可能性

 前回のブログ記事では欧米のCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)が気温の低下とともに感染が拡大しているように見えるが、気温の低下による免疫力低下と湿度の上昇によるウィルスの生存時間の減少効果でキャンセルされるのではないか?と書いた。 ヨーロッパでは夏からスペインとフランスで感染が拡大していたのが各地に広がっただけという見方もでき…
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ようやく出てきたウィルス弱毒化の報告

1.ようやく出てきたウィルス弱毒化の報告記事 筆者は当ブログで7月29日にSARS-Cov-2ウィルス(通称コロナウィルス)の気温上昇に伴う弱毒化の記事を上げて、8月11日にその続報を上げていたが、世の中には他に誰もウィルスの弱毒化を訴える人がいないのでバカみたいだった。 しかし9月4日のMedical Tribuneにようやく『「コロ…
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米国へ亡命した香港大学ウィルス研究者のインタビュー

 元香港大学のウィルス研究者・閻麗夢(Li-Meng, Yan)博士は香港大学のコロナウィルス研究チームに所属し、また同時にWHOのリファレンス研究室に所属していた。武漢での感染症発生の情報を得て19年12月31日にWHOのボスから秘密裏の情報収集を依頼され、中国本土で集めた情報を報告した。そのため初期段階の武漢の状況、迫害を受けた武官…
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口腔ケアで新型コロナを予防するには

 大阪府の吉村知事がうがい薬でウィルス感染者が減ったという発言をした途端うがい薬が店頭から消えて非難を浴びたらしい。  筆者には何の話だか分からなかったが、元ネタを見つけた。Medical Tribune誌の記事『口腔ケアで新型コロナ重症化を予防!』である。大阪大学大学院高次脳口腔機能学講座顎口腔機能治療学教授の阪井丘芳氏は「ACE2…
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ウィルスの弱毒化の検証

 筆者は2月3月の時点でウィルスは気温が上昇すれば感染力を失い、弱毒化すると予想していた。当時でもインドや東南アジアの高温地域では死亡率が低かったからだ。予想は半分当って、北半球の高緯度の国では6月後半以降感染力は落ちないもののウィルスが弱毒化しているとみられる。 弱毒化が筆者の思い込みに過ぎないのか、そうでないのか、日本と世界各国の感…
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日本はスウェーデンを参考に集団免疫を目指すべき

 スウェーデン・カロリンスカヤ大学の宮川医師によるスウェーデンの感染状況の報告(『スウェーデン式新型コロナ対策の「真実」』(前編、後編))と、7月17日スウェーデン公衆衛生局の「集団免疫をほぼ獲得したとみられる」という発表やそれに関連したT細胞の交差免疫に関する調査・検討を二つの記事に分割して書いた(『スウェーデン報告の衝撃 1。優先順…
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スウェーデン報告の衝撃 2.集団免疫獲得の可能性

2.T細胞の交差免疫と集団免疫獲得の可能性 5月22日発表のストックホルムでの調査結果によると市民の抗体保有率は7.3%と期待より非常に低く、集団免疫の獲得には非常に時間がかかりそうに見えた。(その時筆者は集団免疫獲得の60%のレベルに到達するのに2年もかかるじゃないかと概算したことを覚えている)その後SARS-Cov-2ウィルスに対し…
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スウェーデン報告の衝撃 1.優先順位の正しさ

 8月6日のMedical Tribuneに投稿されたスウェーデン・カロリンスカヤ大学病院勤務の宮川医師の記事『スウェーデン式新型コロナ対策の「真実」』(前編、後編)は非常に興味深く重要な記事で、<記事が役に立った>という医師が218名とすごい反響だった。Medical Tribune誌では新型コロナウィルス関連の記事で世間の関心の高い…
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新型コロナウィルス これまでの知見の整理2A

  BSで新型コロナウィルスに関するNHKスペシャルの再放送をしたのを見て、これまでの知見で書き漏らしていた点があったのに気づいたので追記しておく。「これまでの知見2」の追記だが、長くなったので記事を分けておく。 4.インターフェロン抑制という厄介な性質 COVID-19の厄介な性質の一つに「無症状感染者が感染を広げる」というもの…
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ウィルスは弱毒化しているが、甘く見てはいけない

1.気温による弱毒化 筆者は2月3月の段階では新型コロナウィルスは最高気温が25℃ぐらいになる5月後半からは感染力が弱まり弱毒化すると予想していた。湿度が高まると空気中に漂う時間が減り感染力が低下するのと、高温期になるとウィルスを包むたんぱく質が熱で変質するため遺伝子複製時にRNAが全てほどけなくなり完全な複製が作れず毒性が弱まると予想…
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新型コロナウィルス これまでの知見の整理2

 新型コロナウィルスSARS-CoVー2に関しては分からないことが多い。分かっていると思っていたら筆者が知らなかったということもあり、情報は日々更新、追加されている。 前回「これまでの知見の整理」を書いたばかりで、その舌の根も乾かないうちに新たなものを<追記>以上に書かなければならなくなるとは思いもよらなかった。あまりため込んでいると自…
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人体に無害な222nm紫外線 良いニュース?

 新型コロナウィルスに関して希望が持てるニュースが一つとしてない中、これはというものがあったので紹介する。最初見つけた時は非常に良いニュースだと思ったが、よくよく考えてみるとそれほど甘い話ではないかもしれないと少し肩を落とした。しかし、人類が新型コロナウィルスを克服する可能性がないわけではない。日経XTECH6月15日の記事「数分の照射…
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新型コロナウィルス これまでの知見の整理

 新型コロナウィルスSARS-Cov2(ウィルスの学名はSARS-Cov-2、WHOのつけたCOVID-19は症状に対する通称)に関してははっきりと分かっていないことが多い。分かっていることは「相当手ごわいウィルス」という事だけだ。 筆者の集めた知見を整理して書き終わったところで、ちょうどNHKスペシャル「人体VSウィルス」の放送があっ…
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決断力のないグズな都知事と首相の悲哀

 昨日今日と東京都では新規感染者数が100人を超えている。このところの増加傾向は誰の目にも明らかだ。しかし、東京都は何の自粛要請もしない。強制力はなくても「自粛してください」というだけで第一波はしのげたというのに。第一波に金を使いすぎて財政余力がなくなったから営業自粛に対して「補償」できないからとか、国が緊急事態宣言しないからできないと…
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コロナウィルス予防になる食材

 前のブログでSARSウィルスも新型コロナウィルス(学名SARS-Cov2)もヒトの細胞のACE2というレセプターに結合することで感染するものだと説明し、ペプチド(アミノ酸のごく単純な結合)「ニコチアナミン」がACE2レセプターをブロックするため有効だと紹介した。正確にはアンジオテンシン変換酵素という酵素がACE1をACE2に変換させる…
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今のコロナ新常態は根本的に間違っているのでは?

新型コロナウィルスで引っかかっている違和感 北九州市では積極的なPCR検査の結果多くの無症状感染者を発見している。彼らは宿泊施設などに隔離されているだろう。また小学校で複数の陽性者が出たことで2週間の休校がなされている。 これらの事象から、筆者はようやくいままで抱えていた「大きな違和感」が何なのかが分かったようだ。  隔離すべきなのは…
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国内の経済活動再開と感染の状況

 緊急事態宣言が終了し、各都道府県は経済活動を再開した。居酒屋、カラオケなど全ての経済活動を同時にスタートした大阪や神奈川のような自治体もあれば東京のように少しずつステップを上げるようにした自治体もあったが、結果的に失敗したのは東京と札幌だった。東京ではホストクラブがもぐりで営業を再開してクラスターを起こし、札幌ではカラオケボックスでな…
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経済活動再開と感染状況 1)米国

 米国は世界最悪の感染者数、世界最悪の艦船死者数を出していて、いまだなお終息の気配がない。次図は米国全体の感染状況の推移だ。最も激しい時には1日3万3千人の感染者を出していたが、いまだに1日2万人以上の感染者が出ている。以下は全てWorldometerのデータに基づく。 2か月かってもウィルスの感染を終息させられないというのは、国の体を…
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ワクチンは難しい可能性、しかし予防薬は期待できるのでは?

 SARS(Severe acute respiratory syndrome重症急性呼吸器症候群)は2003年中国広東省、香港で流行が始まった謎の新型感染症に対してつけられた名前だ。同年3月香港大学が新しいウィルスを発見し、米国疾病予防管理センターCDCが各地の患者からほぼ同じ遺伝子配列のウィルスを検出した。そのウィルスについた名前が…
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