今の中国は通常戦力では戦えない

清朝の軍隊は内部腐敗していて統率がなかった。
米軍が8年かけて育てたイラク政府軍もマリキにより汚職のるつぼになっていた。
これらの軍隊はイクサができなかった。
日清戦争120年後に中国人たちは、今更ながらこのことに注目している。
中国は今の人民解放軍で本当に戦えるのか
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41549

だから脅したりすかしたりの圧力はいくらでもかけてくるが、
今のところ日本は「引く」必要がない。
彼らは戦えないと「知っている」からだ。

ここ数年はこれを前提に戦略を考える必要がある。
米国は後方支援はするが自分では戦いたくない(少なくともオバマが大統領である限り撤退路線)。
中国も自分から仕掛けられないことを知っているし、仕掛けてほしくもないと思っている。
ただ圧力だけをかけてきて既成事実を広げようとしている。

陸軍ならそれでも数だけで弱小国を圧倒することができる。
しかし、ベトナムを圧倒することはできないだろう。
海軍も船の数は多いかもしれないが、統率はなく戦い方も知らない。
日本の自衛隊に挑んでこれるはずがない。

空軍パイロットで一機だけ日本機や米国機の目鼻先に挑発してきた者がいたが、
一機だけでは戦争にならない。
巡洋艦にも一隻だけレーダーの照準を合わせてきた者がいたが、
集団行動はとれないだろう。

かし、台湾を攻撃し占領することは外交的は不可能でも武力によっては可能と考えているだろう。
チャンスを狙っている可能性が高い

例えば日米が決定的に外に向かえない状況となった時
「南海(東海)大地震・津波で大きく被災した時」
「房総半島沖などの関東大震災で首都圏沿岸部が津波に襲われたとき」
「富士山が噴火した時」

自衛隊は国内に向けてフル出動となる。
米国も第七艦隊を再度日本支援に向かわせるだろう。
これらは中国にとって願ってもないチャンスとなる。

台湾の方が尖閣諸島より優先順位が高い。
尖閣諸島を取っても日本への圧力にはなっても米国には響かない。
こういう非常事態の時日米はどう行動すべきか、米国と協議しておかねばならない。

台湾を占領されることは中国に南シナ海を支配されることであり、
西太平洋の玄関を与えることに相当する

画像



いや、そもそも台湾は武力で脅しながら傀儡政権を打ち立てる方法も可能だ。
ただし、国際的に非難されない手段があるかどうかわからない。
国際的な非難を気にするともいえない。
正当性に関して言えば「一つの中国」を欧米に主張し続けてきた。
技術的にはネット上で米国や日本に攻撃を仕掛けてから行動を起こすことも有望だ。


ところで、そもそも人民解放軍の腐敗は数年で解消できるものなのか?
金では解消しない。
投入した金は戦闘機用だろうと大砲の弾だろうとどこかですり替えられて上層部の懐に入ってしまう。
日本のような規律を求めるのは不可能な世界だ。
頭の首をはねても次の頭も同じだ。
「正直」「まじめ」であることは中国人にとってバカであることで、
賢い人間は人をだまし、私腹を肥やすものとされている。
それが美徳な世界で統率のとれた士気の高い軍隊ができるはずがない。
上官が視察に来た時しか訓練をしない、砲弾がなくなっても誰も気に留めない。
この中国人の道徳風土を改革することは少なくとも共産党にはできまい
中には士気の高い精鋭部隊もあるかもしれないが、その他は烏合の衆と言えるのかもしれない。

新しい装備が次々導入されればされるほど、習熟は長時間の訓練が必要で困難になるはずだし、
イラク政府軍の6師団(全兵力の約4分の1)は米軍の支給した最新装備を放り投げてモスルを占拠したISISから逃げ散った。


とすると恐れるべきなのは実際の戦闘部隊ではなく、核搭載弾道ミサイル超高速飛翔体だけなのかもしれない。
それらは一度使ったらそれでおしまいだ。
雨や曇りの日にそれらを使われると、レーザー兵器でも撃ち落せない。
イージス艦の搭載ミサイルでは飽和攻撃に対応できない。
東京・大阪など主要都市は破壊できるだろう。

ただし、日米安全保障条約が有効ならば米国が報復してくれる可能性もあるので、中国共産党は一応それを恐れるだろう。
しかし米国が日本に変わって報復した場合、米国本土が報復を受ける危険は高い。
ウィグル地区の発射台を米国が壊滅させることができても、太平洋上に展開している核弾頭ミサイル搭載の原潜からの数的攻撃を防ぐことは難しい。
だから中国の原潜が太平洋内に自由に航海していてもらっては困る。
だから台湾を渡すの米国にとっても戦略的に取り返しのつかない損失になる

今現在は台湾の港は中国の原潜が自由に使えない
台湾と日本の西南初冬の間を通る中国の原潜はすべてチェックされているはずだ。
その原潜に関しては日米は「自由に」追跡できる。


中国は台湾の港を直接入手することが難しいとみて、台湾とフィリッピンの間のパシー海峡を選択したのかもしれない
ここは100Km以上の幅があり海峡というほど狭くなく、日米にとって監視しようがない領域だ。
海南島の基地からパシー海峡を通過して太平洋に出るまで1,000kmほどあるが、誰にも邪魔されずに太平洋に出られる。
ただし、航行距離に関しては台湾に港があるのに比べ2,000km近いマイナスだ。
太平洋の真ん中から弾道ミサイルを打ち上げても時間的には米国の迎撃ミサイルが十分対応できるから、次に考えることは原潜に超高速飛翔体を搭載することだろう。
その到達距離が4~5000Kmに達すれば米国本土にとっては驚異だ。
その達成までまだ5年はかかるだろう。
迎撃ミサイルでは対応できないので、レーザー兵器か、追尾型の超高速飛翔体で破壊するしかない。
このように見てくると、今のところどちらも絶対的優位に立つ手段はない。
米国は容易に中国本土を攻撃できるが、中国は単体でもそれをさせない報復手段を構築できないわけではない。
さらに中国がロシアと同盟すればむしろ米国が不利だ。

米国はロシアを歴史的に嫌って中国を懐柔する方針で来たが、今となってはロシアを懐柔して中・露を引き離す方が正しい戦略かもしれない。
資金的にも数量的にも中国の方が手ごわくなりつつある。
いくらNATO群の予算が年々減少していると言っても、まさかロシアがポーランドや旧東ドイツまで攻めてくることは必要がないし、考えられない。
リトニアなどのバルト三国はあり得るかもしれないが、ロシアは既にバルト海に軍港を持っているので必要性は低いだろう。

米国がロシアと仲良くするなら、日本は北方領土を適当に分割してロシアの原潜が太平洋に出るのを認めることで平和条約を結ぶことができる。
ロシアは中国とだけ手を結ぶことに不安を覚えている。
なんといってもシベリアや極東に大量に中国人が押し寄せて勝手に住み着かれては嫌だし、資源そのものを奪われかねない。


日本としては核の飽和攻撃を兵器で防ぐ手段は(どの国に対しても)殆どない。
だからロシアも対中国の担保に入れたいところだ。
そして、兵器以外で防ぐ手段を開発せざるを得ない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック